日本医療の明日を考える

課題と問題点の多い日本医療

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医療業界の現状

看護師として働いて10年経ちました。年々患者が増え仕事が忙しくなっているのに看護師が増えず、そのため同僚がどんどん退職していき病院全体の環境が悪くなっています。どうすれば医療業界の人材不足が解消され、労働環境が良くなるのか考えてみました。当サイトへのお問い合わせはこちらまでお願い致します。

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日本医療の現状と問題点

日本は世界で一番高齢者の割合が多い国です。そのため病気や怪我で医療にかかる支出がとても多くなってきています。日本は「国民皆保険」制度があり、国民全員が何らかの保険に入り医療を受ける事ができ、高齢者の分を若い世代が支えるというシステムをとっています。しかし現在は少子化が続き、高齢者を充分に支えるだけの保険料をまかなえていないのが実情です。また、医師や看護師など医療業界の人材不足は深刻で、医師がいないため休廃業や解散する医療機関も増えています。

不足する医師と看護師

不足する医師と看護師

人は加齢と共に身体が弱り、病気や怪我が多くなります。高齢化社会が進んでいる日本にとって、医療の充実はとても重要です。しかし、現在医療業界では医師や看護師の人材不足が深刻な問題となっています。今まで2人で行っていた治療も1人で行う事が多く、医師や看護師にかかる労働時間や精神的負担がどんどん増えていくため、医療ミスや過労、精神障害なども発生しています。医療業界の人材不足を解消するためには、労働環境の改善や人材育成が必要です。

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相次ぐ医療機関の休廃業

相次ぐ医療機関の休廃業

2005年から2014年までの10年間に医療機関の倒産が368件ありました。特に病院の倒産が多く52件ありました。その後、倒産件数は減少していますが、休廃業や解散する医療機関は増加しています。医療機関の休廃業や解散の理由には、病院の一極集中による競争や地方の慢性的な医師不足があります。その他にも、医療機関の代表者の高年齢化による後継者難や事業継承がうまくいかないといったことも原因です。また、介護事業者の休廃業や解散も増加しています。

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破綻寸前である日本の医療保険

破綻寸前である日本の医療保険

日本ではすべての国民がなんらかの医療保険に加入し、必要な医療を受ける事が出来る「国民皆保険」という制度をとっています。しかし、現在この「国民皆保険」制度が破綻寸前になっています。その原因は、医療保険の収支バランスが崩れはじめているからです。医療保険は、若い世代が高齢者の医療を支える制度になっていましたが、現在は少子化が続き高齢者が増えたため、保険料の収入より医療費の支出が多くなっています。また、医療技術が高度化したため、高額医療が増えている事も原因の1つになっています。

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